作業を感覚でなく基準で

USER INTERVIEW

天気を共通言語にしてスタッフ間で共有。気象データをもとにした作業基準で納得感と自律的な行動を醸成

インタビュー手記

べじたぶるぱーくは大阪府能勢町で、「野菜発見」をスローガンに多品目の野菜を栽培しています。少量多品種、直販主体のスタイルで複雑化する作業をデジタルの力で合理化し、さらに誰が行っても同じことができるように基準化を図っていることが印象的です。

ユーザー紹介

植田歩さん"、べじたぶるぱーく"

植田歩さん
べじたぶるぱーく代表
AgriC導入:2024年~

導入前:以前は、どのような悩みがありましたか?

自分自身は17年以上の経験から様々な判断が行えますが、経験の浅いスタッフには口頭やメモの指示だけでは作業の意図が伝わらず、結果として「指示待ち」状態となりチームとして成長できない悩みがありました。

導入理由:なぜ、使ってみようと思ったのですか?

少量多品目直販の経営スタイルであり、ひとつの品目が計画通り進まないことが全体にも大きく影響を与えます。栽培が計画通りできるかどうかの最大の要素は天気であり、以前から正確で細かい気象情報が必要であると感じていました。

実際の使い方:いつ、どのように使っていますか?

使うのはどんなタイミングですか?

Notionのデータベースに計画から実績全てのデータを集約しており、気象情報もAgriCのAPIによりデータベースに入れています。スタッフはタブレットを持っており、常にデータを確認できるようにしています。

何を確認し、その後どんな行動につながりますか?

最初に確認するのは前日の気象データです。この情報をトリガーにして例えば雨量20㎜以上であれば水路の点検をするなどの基準を設けています。天気予報情報は図でAPI配信して気になる時にいつでも確認できるようにしています。

使ってみて:印象に残っていることはありますか?

「土壌水分や温度変化点など農業用情報がうれしい」

潅水やトンネル設置/撤去などの実施は従来は感覚に頼っていましたが、気象データを基にした判断に使える情報があるので数値をベースにした実施判断ができるようになりました。週間月間レポートも今まで感覚的に暑かった、寒かったなど思っていたた部分を数値で補完できるのでとても助かります。

変化:導入後、何が変わりましたか?

作業の基準化によりスタッフが自律的に動くことができるようになりました。また「データ通りに行ったがうまく行かなかった」という失敗についても共有することができるので、チーム全体のレベルアップにとても有効だと感じています。

改善点:これから期待することはありますか?

多くのデータがあって良いのですが、そのデータが何を意味するのか、また現場の判断にどのように結び付けられるのかわからないことが多くあります。利用シーンが分かりやすくなるといいと思います。

今後:これから、どのように使っていきたいですか?

作業実績データと組み合わせながらさらなる作業の基準化を進めていきたいです。例えば潅水については潅水量も日射量などから定量化したりして、全ての作業の再現性を高めたいと考えています。

編集手記:これから目指すこと

植田さんの「作業を基準化する」という視点にAgriCの開発はたくさんのフィードバックを受けています。現場の作業判断に寄り添うシステムを目指して今後も一緒に歩んでいきます。